ガツンとくるやつ、ください。

新作・旧作・ジャンル問わず。海外映画が好き。作品により多少のネタバレ含みます。

靴職人と魔法のミシン

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靴職人と魔法のミシン (2014) The Cobbler


本作の脚本・監督は、俳優のトム・マッカーシーなんですね。「扉をたたく人」や、最近の監督作品だと「スポットライト 世紀のスクープ」がありますが、人間ドラマにしろコメディにしろ社会派物にしろ、この人の作品には知性があります。そして優しさもある。

まず、物語の舞台がニューヨークの下町ってのがいいです。何より、主人公(アダム・サンドラー)の靴修理店のお隣さんが理髪店のブシェミなのが最高です。え、そこ?と思われますか。ええ、そこなんです。何故かは言えませんがそこなんです。

主人公は他人の靴を履いて、変身した姿であちこちへ出かけたり、気になるおなごを見に行ったりします。中国人になってチャイナタウンで「俺の英語、訛ってるアル!」って喜んでたの面白かったなあ。
そして、お話を回すうえで主人公と同じくらい中心にいるのが、ギャングのボスであるメソッド・マンでして、この人が実にいい演技をしています。本人のときと主人公が変身しているときの演じ分けがとても上手いんですね。

途中でびっくりたまげる退場の仕方をするんですが、そのへんも含めていろんなシークエンスの中にこの人がいます。

もう少し書くと、終盤で「えええ?!」っていう種明かしと、ほんのり感動的なシーンがあって、そのあとにもういっちょ、おいおいおいと言いたくなるような予測できない衝撃のラストが待ち受けています。Oh!ジーザス!!
これはね、ほんとにすごいことですよ。トム・マッカーシーという人はやっぱり只者ではないなと思いましたね。

それにしても、主人公を差し置いてなんだけど、ブシェミいいねえ、ブシェミ。


 

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  • 発売日: 2015/12/02
  • メディア: DVD