ガツンとくるやつ、ください。

新作・旧作・ジャンル問わず。海外映画が好き。作品により多少のネタバレ含みます。

崖っぷちの男 / 高所恐怖症の人は観ないでね

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崖っぷちの男 (2012年 アメリカ) Man on a Ledge


ニューヨークのど真ん中、無実を訴えホテルの高層階から飛び降りようとする男。腕利きの交渉人が説得にあたるも埒が明かないどころか、男の不可解な言動に翻弄されるばかり。

この男は本当に無実なのか。そして本当に自殺する気なのか、それとも何か他意があるのか。
てかテレビ局のヘリ!そんな近くに寄るんじゃないよ危ないだろバカ! ほんっとにマスゴミの奴らときたらどいつもこいつも…。

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映画の内容を差し置いてなんですが、相変わらずサム・ワーシントンの華の無さよ。
なんでしょうね、この人は演技が上手いのかそうでもないのか未だによくわからんのですけども、もしかしたらそう思わせること自体が役者としてすごいことなのかもしれません。
そのへんもひっくるめて、交渉人のエリザベス・バンクスともども観てるこちらも「こいつの本心何やねん、本当は何がしたいねん」と翻弄されまくりです。ある時点までは。

お話自体はとても面白くて、高層階の窓の外というタマの縮み上がりそうなシチュエーション、それと並行して “ある場所”  で進行するトンデモ作戦、そして意外すぎる結末と ハラハラドキドキびっくり仰天のエンタメ性抜群のサスペンスドラマを楽しめます。

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強いて物足りない点を挙げるなら、悪役の強烈さがイマイチなのと 黒幕らの悪事の描き方が浅いことでしょうかね。
これが韓国映画だったらどんなにえげつない話が出てくるだろうかと思いますけれど、まあ本作が意図しているであろうテーマからすると 悪を強調することはあまり重要ではないのですよね。真相がわかればそれでいい。


ですよね監督、えらそうに物足りないとか言ってすいまてん。

いやぁあの大団円さいこうっすね! 何だかんだ言ってやっぱり最後はファミリーっすよね!アッハッハッハッハッ!

 

 

というわけで、タイトルのせいか何となくスルーしていた『崖っぷちの男』、想像の斜め上を行く展開で面白かったです。
まあ原題も似たようなもんですけどね、観終わってみると『崖っぷち』という言葉のチョイスはなかなかよろしいんでないかいと思います。

ちなみにわたしが個人的に気に入った登場人物は、弟のナイスバディな彼女と 野次馬の中でひとりキャラが際立っていたおじいちゃんです。
あのおじいちゃん良かったね、何なら主役でも良かったんでないの (うそです)。