ガツンとくるやつ、ください。

新作・旧作・ジャンル問わず。海外映画が好き。作品により多少のネタバレ含みます。

ホスティル

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ホスティル (2017年 フランス) HOSTILE


回想シーン以外は主人公の一人芝居、よく頑張ってます。クリーチャーは生身です。


似たようなタイトルのスプラッター映画がありますが全然違います。原題の『HOSTILE』は「敵意を持った」という意味でありまして、はて敵意とはなんじゃろかいとなるわけですが、その前にですね・・・


本国版と日本版、同じ映画とはとても思えないポスターが非常に面白いです。てか日本版ポスター、盛大にネタバレしとるやないかい (でもすごく綺麗なデザインです)。

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幸いなことにわたしはGEOでジャケ借りしたのでまさかの愛の話だったとは思いもしませんで、意外な結末に感動すらおぼえたわけですがね(完全にローン・サバイバー的なもんだと思ってた)。
だってサバイバル・アクションとか「終末世界を生き延びられるか」とか書いてあるんだもの。まああながち間違いではないけど。


で、途中でアレはアレでアレが伏線だということはわかったんですが、それにしてもようあそこで出会ったな。ジュリエット(主人公)の匂いでも嗅ぎつけたんだろうか。

そう言えば回想シーンで旦那さんが運命の話をするくだりがありましたけれど、あれもまた伏線の一つだったのですね。


アポカリプス映画にしてはこじんまりしてますけれど、サバイバルホラーと見せかけての悲しくも美しい愛の物語、という意表をつくストーリーは嫌いじゃないです。むしろ好きですこの映画。
なに、評価が低い? 知らんがなそんなもん。映画の観方や感じ方なんて人それぞれじゃボケェ。


身長204cm体重45kgのハビエル・ボテットさんが生身で演じるクリーチャーが素晴らしいからいいの!あのクリーチャーを見れるだけで価値があるの!

(もちろんそれだけじゃないよ)

 


孤独ゆえに周囲を敵視し壁を作っていたジュリエット(回想シーン)。

荒野でひとり、人喰いクリーチャーという敵とたたかうジュリエット。


この彼女の二つの“敵意” のカットバックによって「真の愛情とはどういうものか」を伝えるというね、なかなかトリッキーな作風であります。
ブラッドリー・クーパー似の旦那さんがまたいい人でね、ラストの顔ナデナデで不覚にも泣いちまったよオレは。

「ファンタジーやSFにツッコミは無用」にご賛同いただける方には全力でおすすめしたい作品です。

 

HOSTILE [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • 発売日: 2019/06/05
  • メディア: DVD