ガツンとくるやつ、ください。

新作・旧作・ジャンル問わず。海外映画が好き。作品により多少のネタバレ含みます。

ル・コルビュジエの家

f:id:madamkakikaki:20200822203853j:image

ル・コルビュジエの家 (2009) El hombre de al lado


みなさんこんにちは。渡辺篤史の建物探訪、今回はアルゼンチンのブエノスアイレスにあります「クルチェット邸」にお邪魔しております。うわあ、これまた素晴らし・・・
おっと建物探訪ではなく映画のお話でしたね。つい調子に乗りすぎましたすいません、どうもこんにちは、べるこです。

実はこの映画、ル・コルビュジエという世界的な建築家が建てた本物のクルチェット邸で撮影されたとのこと。わたし建築関係に疎いので知りませんでしたが、この人は近代建築の三大巨匠の一人と言われているすごい建築家なんだそうですね。
原題は「隣の男」でありますが、日本では「ル・コルビュジエの家」という舌がもつれそうなタイトルになりました。まあわかるよ、なんてったってル・コルビュジエだもんね。それに某大手住宅会社が協賛とくればイヤでもそうなっ… (以下自粛)

というわけで映画の内容に全く触れないまま終わりそうなので、少しだけ書きます。
ものすごくざっくり言うと「リフォームついでに窓を作りたいお隣さんと、意地でも作らせたくない主人公のトラブルのお話」です。まあ色々と揉めて大変なんですが、なんで作らせたくないのかというところに「ル・コルビュジエ」が絡んできます。うまいなー。カーテンつけろよ、カーテン。

一番の見どころはクルチェット邸のクールな外観とシャレオツなインテリア、と言いたいところですが、やはり主人公と隣人のキャラクターであります。おかしい人たち、と言ってもいいでしょう。何だったら登場人物みんなおかしい人でもいいです。
お話が進むにつれて彼らに対する見方が変わってきそうでそうでもなくて、やっぱり変わって最後は「うへえーーーーっ」ってなります。そして途中で何度か「変な映画」などと思った自分が恥ずかしくなります。いや、変な映画なんですけれども。
変というか摩訶不思議というか、ああ、「摩訶不思議なブラックコメディ」ならしっくりきますね。微妙な感じの笑いと狂気の世界です。

どんな反応してよいやらわからないラストシーンも最高でありますね。あの長い間は何なんですか、ちょうおもしろすぎやしませんか。
なんかすごいな、アルゼンチン映画。これはもうね、してやられました。


 

ル・コルビュジエの家 [DVD]

ル・コルビュジエの家 [DVD]

  • 発売日: 2013/10/02
  • メディア: DVD