ガツンとくるやつ、ください。

新作・旧作・ジャンル問わず。海外映画が好き。作品により多少のネタバレ含みます。

ハイテンション

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ハイテンション (2003) Haute Tension

【 歪んだ愛の、破滅への逃避行。】


実にいいタイトルですね、「ハイテンション」。和製英語のハイテンションとは違い、海外では「高い緊張状態」という意味で使われる言葉でありますね。
突然現れた殺人鬼の容赦ない殺戮ショーに背筋が凍り、その魔の手から逃げ惑う主人公はまさに緊張の極み。見つかっちゃったらどうしよう。

大切な親友だけでも救いたいと、遂には憎き殺人鬼に立ち向かう・・・ っと、あれ? あの中年男どこ行った? あっいた、てかオメエ死んでなかったんかい不死身だな、と思ったらまさかのええええええ!! そっそうなの? うわーおおーっ、どっひゃー! と椅子から転げ落ち、息も絶え絶えに「わー許してくださいフレンチホラーなめてましたごめんなさい」とまではいきませんけれど、こりゃ凄いクオリティの映画来たなと狂喜乱舞したのであります。
来たなと言っても2003年の作品なので、わたしがただ観てなかっただけですけどね。

アレクサンドル・アジャ監督といえば「ルイの9番目の人生」しかわたし観たことありませんので、ちょっとびっくりしましたね。何ですかこの人は、スプラッター界のスピルバーグか何かですか。さっそく作品チェックしてみます。

というわけで、観終わってみればなーんだ、という気がしないでもないよくあるアレにもかかわらず、まるで自分が主人公になったかのごとくちんまりと縮こまって息を殺し「うわ、こっち来んなあっち行け、こっち見んな!」と手汗じっとりの緊張感からのあのバトルで相当疲れ果てましたので、ストンと落とされて良かったと思います。マリーちゃん・・・

この手の映画にはたいていどこか笑える箇所があったりするもんですが、それが全くなくゴリゴリのスプラッター映画なのがいいですね。ストーリーもちゃんとしてますし、なんと言ってもチェーンソーがよろしい。チェーンソー必須。
しかしタンスで首がもげるのかという疑問は残ってたりします。まあいいか。
主人公マリーを演じたセシル・ドゥ・フランスが「ヒアアフター」のヒロインだとはとても思えませんでした。ベリーショート似合ってましたね。今思えばあの髪型も伏線の一つだったんでしょうね。
疲れたけれど非常に面白かったです。フレンチホラー恐るべし。


 

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